社員が育休に入る、何か使える助成金ないの?

『両立支援等助成金』とは?

こんにちは!前回よりキャリアコンサルタント西山が10回シリーズで『助成金』についてお届けしています。2回目の今回は『両立支援等助成金』についてです!(1回目はコチラ

 

『両立支援等助成金』とは?

働きながら育児や介護との両立ができる労働環境づくりのための助成金で、以下6コースあります。

  1. 出生時両立支援コース(子育てパパ支援助成金)
  2. 介護離職防止支援コース
  3. 育児休業等支援コース
  4. 不妊治療両立支援コース
  5. 女性活躍加速化コース
  6. 新型コロナウイルス感染症に関する母性健康管理措置による休暇取得支援コース

 

その中でも今回は、社員が育児休業に入る際に使える

『育児休業等支援コース』『出生時両立支援コース』

この2つのコースについてお伝えしたいと思います。

 

本題に入る前に、以下グラフをご覧ください。求職者が再就職先に求めるものトップ3の中に「ワークライフバランス」が堂々のランクイン。ワークライフバランス=仕事とプライベートの両立ということですが、中でも育児との両立でお悩みの方は多いのではないでしょうか?

出典元『UZUZ』第二新卒・既卒とも就職活動で重視するは「ワークライフバランス」「良好な人間関係」。会社の「将来性」や「安定性」を求めるのは少数派

 

「子供が産まれる」ということは、本当に素晴らしいことですが、大変です。

私も2年前に男の子を出産しましたが、自分のペースで生活ができないのは当たり前。仕事をするにも、お迎えの時間を気にし、帰宅後は食事!お風呂!と慌ただしくタスクに追われる毎日です。でも、かわいくて毎日癒されます。働く子育て世代の方は、それぞれに不安など様々な想いを抱えつつ、日々お仕事に励まれているのだと思います。

ですので、会社がこのような状況を理解・応援し、環境整備をしてくれることはとてもありがたいことだと思います。このような背景もあり、ワークライフバランスの推進は人財を獲得する上でも極めて重要です。働き方改革の一環として、政府も助成金制度を設けています。

それが本日お伝えする『両立支援等助成金』です。では、具体的に2つのコースをご説明したいと思います。

 

1. フル取得で133万円!育児休業等支援コース

育児休業の円滑な取得・職場復帰のために取組を行った中小企業事業主に支給される助成金です。以下の4つの取り組みが対象です。

  1. 育休取得時  28.5万円
  2. 職場復帰時 28.5万円
  3. 代替要員確保時 47.5万円(1人当り)
  4. 職場復帰後支援 28.5万円

つまり、「育休復帰支援プラン」を策定・導入し、対象労働者が育休を取得した場合、及び復帰した場合に支給されます。また育児休業取得者の代替要員を確保し、休業取得者を原職等に復帰させた場合に助成金がもらえます。このコースは併給が可能ですので、うまく全ての項目を達成すると、133万円が獲得できます。

2.男性育休を応援!出生時両立支援コース

男性社員の育児休暇を取得しやすい職場風土作りに取り組み、お子さんの出生後8週間以内に開始する連続5日以上育児休業等を取得した中小企業事業者が取得できる助成金です。1人目の育休取得の場合、57万円が給付されます。5日間の内1日は休日を含んでも大丈夫なので、実質4日間育休を取得すれば助成金の対象になることになります!

昨年、第一子ご誕生の際、男性育休を取得され話題となった小泉進次郎環境相ですが「ぜんぜん休みじゃないですね」という言葉がとても印象的でした。「休み」という文字が入っているにもかかわらず、お風呂、おむつ替え、ミルクづくりなど多忙な日々を過ごしたそうですね。きついこともある反面、喜び、感動、かけがえのないものがあると、育休を通して感じられる、このような男性の育児休暇が一般的になれば、出産した女性も心強いと思います。(出典:朝日新聞

 

【キャリコン西山のコラム】

ワークライフバランスと聞いて、ふと思い浮かぶのが、ドナルド・E・スーパー博士という理論家の『ライフ・キャリア・レインボー』です。これは、キャリアという言葉を単なる仕事として捉えるのでなく、人生全般と捉える考え方(ライフ・キャリア)です。人は「子ども・学生・余暇を楽しむ人・市民・職業人・配偶者・家庭人」の7つの役割を、立場によって使い分けていると説明されています。

この『両立支援等助成金』はワークライフバランスの推進を目的とした助成金制度とも言えます。「仕事を継続するために、家事・育児を効率的にしなければ…」「始まりだけでなく、終わりも予測することができない介護を目の前に介護退職…」

仕事のことだけを考えると、このようにマイナスな思いが先行しがちですが、実は人生全般と捉えると「役割が増えた・変化した」に過ぎないのです。大切なのはその状況置かれた自分自身と向き合い、「何をしているか」ではなく「どうありたいか」と考えられるかどうかだと思います。

 

1人1人が「自分らしさ」を大切にでき、その方々を応援する会社組織を含む社会。

 

かつての日本のようなプライベートを犠牲にしないと評価されない仕組みから卒業して、人生のどんなステージにいる人も、望めば仕事で力を発揮でき、評価され、生活を楽しめる、『イキイキとした人』で溢れている、そういう社会にしていきたいものです。

そのような社会を実現するためにこの『両立支援等助成金』が大いに役立つと良いなと思います。

まとめ

本日は、『両立支援等助成金』の以下2コースのご紹介をしました。【厚生労働省HPはこちら

  1. 育児休業等支援コース
  2. 出生時両立支援コース

両コースをうまく使うことで、育児休暇に入る社員をサポートし、助成金を獲得することができます。

 

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