元CE(カスタマーエンジニア)が社労士業務を行う中で感じたことを徒然なるままに書き綴ります・・・
働き方改革を推進するための、課題解決方法や事例を紹介できればと思っています!
今回は、農業について、です。
『前回までの記事はこちらからどうぞ』デジタル化が進まない理由・・・
漫画の「銀の匙」が大好きなことと、身内が農業関係で働いていたこともあるので事例も併せて書いていきますね。
農家さんは後継者がいない、機械の維持管理が難しいなど「人手不足」「労働力不足」で廃業した、なんてことを耳にする機会が多いですよね。
酪農でもなんでも、「人」による作業がメインであるため、労働者の負担が大きく技術の継承がスムーズにいかないなど問題があります。
じゃあ、それを解決するためにはどうしたらいいのか。
他の業種と同じく、「デジタル化」を推進していくことが問題解決につながります。
農業のデジタルトランスフォーメーション(DX)について
農林水産省 発表資料を参考にしています。
農業のイメージは、
こんな感じではないでしょうか。
近年、インターネットの普及でさまざまなデジタルツールや機器の導入による業務改善の取組が行われております!!!
5Gが日本全国で使えるようになれば、土壌の状況や、作物の生育状況確認など、情報の蓄積、共有による効率化が行われるはずです。
ひとつ事例を紹介します。
いちごのハウス栽培
いちごは、地面で土で育てる、というのが一般的ですが、最近は作業の負担が少なく済むよう「高設栽培」が多いですね。
10年くらい前に導入したときの身内のドヤ顔が忘れられないw
かがむ動作がなくなったことで、受粉作業や摘み取りにかかる作業時間が大幅に削減できて、1日1時間は作業時間が減ったそうです。
かがまなくていいことで、足腰の負担も軽減できていいことが多かったと喜んでいました。
実家がいちご農家の方が大学で農業を学び、いろいろなことを取り入れたことも大きかったそうです。
作業者の負担軽減のための工夫が、業務改善を行う上での第一歩。
次に、栽培するうえでの「ハウス内の温度管理」「土の管理」
今のハウスは、温度管理が温度センサーによって自動で行われますね。
植物工場であれば、エアコンで完全管理。
露地栽培よりも気候の影響を受けにくく、安定して栽培ができることがメリットではないでしょうか。
土の管理にしても、与えるタイミングがプログラミングされていたり、土の状況を解析して最適な数値を維持することが当たり前な時代になっていますね。
福井で多い稲作に関してもそうですね。
土壌の状態をデータで把握
ドローンで農薬散布や発育状況の把握など、どんどんIT化が進んでいます。
勘をたよりに、農業をする。
ということはなくなりデータに基づく農業が主流となれば、安定供給につながりますし、就農する人も増えるのではないでしょうか。
デジタルツールの活用
人口減少に伴い農業従事者が減少しているなかで、デジタル化は必要不可欠です。
農薬散布や状況確認のためにドローンを用いて、データを蓄積利用する。
IT企業が植物工場で野菜や果物を作るということが理にかなっている気がします。
一気にデジタル化へのシフトは現場が混乱する原因となりますので、段階的にデジタル化していくと、スムーズに移行できます。
マニュアル作成と人財育成
IT化と同時並行で、マニュアル作成をすすめることで人材育成に係る期間の短縮が見込めます。
日本の農業を守るためにも、食の安全を守るためにも農林水産省がDX推進しています。
次回は、士業について取り上げます!!!
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