みなさんこんにちは!
シナジー経営株式会社の水野です。
前回のブログでは、サーバントリーダーの話でした。
自律型社員を造る「サーバントリーダーシップ」とは!? 新評価コラムpart4 | シナジー経営株式会社 (kkr-group.com)
ワクチン接種により感染者数が徐々に減ってきたもののまだまだ予断を許さない状況。
東京では週3日以上のテレワーク実施率が51.8%という結果も出ました。
テレワーク実施率調査結果|東京都 (tokyo.lg.jp)
福井県では2021年4月時点で293社登録されています。
導入は進んでいるものの生産性が悪いといった面で使いづらいのも事実。
特に評価という面では注意が必要です。
今回はテレワーク社員の評価に関する注意点と解決策をいくつかご紹介します★
テレワーク社員を評価していく上での注意点
注意1.会社出社時と評価方法が異なる
リモートワークでは従業員が出勤をして仕事をする機会が少なくなるので、評価をするための業務プロセスを確認することができなくなってしまいます。
そのため、オフィス出勤時の評価制度をリモートワークの評価制度にそのまま適用することができません。
また、オフィス出勤する従業員とリモートワークをする従業員が混在する場合には、評価制度は異なるものの、その評価に不公平が発生しないように注意が必要です。
注意2.勤務態度が見えない
上記で述べた通り、リモートワークでは従業員の業務プロセスが見えません。オフィス出勤での評価制度では、この業務プロセスが重視されることも多く、業務プロセスを重視することで柔軟な評価を行うことができます。
そのため、リモートワークの評価制度では業務プロセスが確認できないので、柔軟な評価ができず、成果主義となってしまいがちです。そのため、どのような点に重視して評価を行うかを慎重に判断する必要があります。
注意点3:コミュニケーションが取りにくい
リモートワークでは業務プロセスが見えないため、評価制度が成果主義になってしまいがちです。そのためリモートワークの評価制度では、従業員の仕事への取り組み方も評価対象にする企業は増えています。
もちろん、仕事への取り組み方を確認するためにはコミュニケーションが必要です。しかしリモートワークだとその機会も少なくなってしまうため、インターネット上でコミュニケーションを取れるようにしっかりと準備しましょう。
注意点4:プロセスが見えない
先に述べた通り、リモートワークでは従業員の勤務態度が見えず、コミュニケーションも取りにくいです。そのため、オフィス勤務の評価制度で重要視される業務プロセスを確認することが難しいです。
リモートワークで正しい評価をするためにも、業務の予定や報告、定期的な相談時間を設けるなど、積極的にコミュニケーションを取る努力をする必要があります。
テレワークに合った評価制度を整える方法とは
方法1:目標を設定する
リモートワークでは業務プロセスを確認することができません。そのため、いつまでに・どのような成果や結果を出すのか明確な目標を設定しておきます。
明確な目標を設定しておくことで評価内容が明確化でき、その目標の内容や難易度で、どのような仕事の流れが必要でどの程度の努力が必要かなどを会社側が判断しやすくなります。
方法2:コミュニケーション環境を整える
リモートワークでは出社して仕事をする機会が少なくなります。そのため、コミュニケーションが取れる環境を積極的に作っていく必要があります。
リモートワークをする従業員とのコミュニケーションは、出社したタイミングで面談の時間を設けたり目標の設定をしたりなどを定期的に行う他に、ネットツールを使ってオンライン会議を活用しても良いでしょう。
★定期的にコミュニケーションを取るようにする★
リモートワークでは出社のタイミングや、オンライン会議などによって、定期的にコミュニケーションを取ることは重要です。
もし、コミュニケーションをおろそかにしてしまうと、リモートワークでは業務プロセスが確認できないため柔軟な評価ができず、成果主義となってしまう可能性があります。
成果主義と業務内容がマッチしなければ、その評価制度に対して従業員が不満を感じ、モチベーションを落としてしまう可能性もあります。
方法3:ITツールの活用
リモートワークの評価制度では、従業員と積極的にコミュニケーションを取ることが重要となります。
コミュニケーションの取り方には、出勤などによって直接従業員と会う方法と、ITツールを活用して直接従業員と会わない方法があります。
リモートワークでは出勤する機会が少ないこともあるので、うまくITツールを活用することで、正しい評価が行いやすくなることもあります。
★テレビ電話★
仕事に関する電話やメールなどで業務の報告や相談などを行うことはできますが、これらでは相手の顔を見ることができません。
しかし、今はアプリが発達しているため、環境が整っていれば複数人でも同時に顔を見ながらオンライン会議をして、コミュニケーションを取ることができます。
また、社内のPCとの画面共有機能や勤怠管理が行える機能が備わったツールなどもあるので、リモートワークの評価にも役立ちます。
★無料通話アプリ★
定期的なオンライン会議は重要ではありますが、頻繁に時間を作って大勢と会議をすることは手間となってしまうこともあります。
そのため、普段の細かな業務についての連絡は通話アプリやメッセージアプリ、チャットアプリなどを使って行うと便利でしょう。また、これらの機能もオンライン会議のアプリに備わっていることがあります。
方法4:評価方法を明確にする
先に述べた通り、目標を設定して評価の内容を明確にしておくことがリモートワークの評価制度では重要となります。
評価方法が明確になっていることで、会社と従業員の間での認識に差が生じにくくなり、評価に対して従業員が不満を持ちにくくなります。また、従業員が評価に対して不満を持たないことで、仕事へのモチベーションを落としてしまうことも防ぐことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
テレワークは通勤がいらないメリットや時間効率がうまく使える部分もありますが、“見えない”という点では工夫が必要ですね。
これはテレワークに限らず仕事を見える化することの重要性を物語っています。
テレワークを導入することで、成果を明確にするために
「何を(What)」「どこまでやったか(Where)」「どういう方法で(How)」「どれぐらいの時間で(When)」の3W1Hが重要です。
この観点でテレワークを進めていくと成果が明確になり、評価もしやすくなります。
テレワークも大事、出社も大事
業務に合わせて振り分けることができればさらなる働きやすい職場と行動の見える化が図れそうですね★