最近多い相談・・・
みなさんこんにちは!
シナジー経営株式会社の水野です。
前回のブログでは、テレワーク社員の評価についてお話ししました。
テレワーク社員の評価方法は? 評価コラムpart5 | シナジー経営株式会社 (kkr-group.com)
今回は、最近人事評価の相談を受ける上で必ずと言っていいほど話が上がる事業承継のお話。
現在、考えている方もそうでない方もいずれは直面するこの話。
意外な関連性が発見できたので報告します。
事業承継と人事評価の関連性とは
最近、人事評価の話をお客様としていると、
「いずれ世代交代するときに今の社内体制を変えたい」
「息子に引き継ぐには社内体制を整えてから引き継ぎたい」
「社長交代をする機会に人事制度を見直したい」
こういった相談が多く感じます。
そういえば、と思いこれまでの弊社が携わった人事評価制度の導入企業を思い返してみると、
実に制度導入のきっかけに「世代交代」が絡んでいる会社が70%を超えることが判明!
当然と言えば当然か、と思いながら関連性を調べてみると意外な事実が判明しました。
3社に2社は事業承継を「経営上の問題」と認識している
帝国データバンクの調査によると、3社に2社は事業承継を「経営上の問題」と認識していることが分かりました。
「最優先の経営上の問題と認識している」 11.9%
「経営上の問題のひとつと認識している」55.5%
と合わせると 67.4%が事業承継を経営上の問題として考えている。
つまり、3社に2社は事業承継が今後の課題なんですね~~~( ..)φメモメモ
参照元はこちら
事業承継に最も関心が高い業種の1位は「建設業」
事業承継を『経営上の問題として考えている』割合(「最優先の経営上の問題と認識している」と「経営上の問題のひとつと認識している」の合計)を業界別にみると、
『建設』が 71.7%で最も高いうということが分かります。
次いで、『製造』(70.0%)、『卸売』(68.2%)ですね。
一方で、『金融』が 44.0%で最も低かったというのも興味深いデータです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
全国的にも事業承継の問題は多くの会社が抱えており、特に100人未満の中小企業が課題と認識しているようですね。
事業承継に必要な上位項目には、
1位:現代表(社長)と後継者候補との意識の共有 43.5%
2位:経営状況・課題を正しく認識 37.4%
3位:早期・計画的な事業承継の準備 36.2%
4位:早めに後継者を決定 33.9%
5位:事業の将来性、魅力の維持 30.1%
6位:今後の経営ビジョンを持つこと 27.6%
7位:他の役員・従業員・株主の協力 27.1%
8位:社内での業務経験 22.9%
9位:取引先や金融機関の理解・協力 21.4%
10位:事業承継の目的の明確化 19.2%
特に、2位:経営状況・課題を正しく認識し、5位:事業の将来性、魅力の維持を図るためには、6位:今後の経営ビジョンを持つこと、
つまり人事評価制度における
ミッション(会社の使命)
ビジョン(会社の将来像)
バリュー(会社のモットー)
を決めていくことにつながるのだなあ、と改めて感じました。
人事評価制度はそういった意味でもたくさんの中小企業の悩みを解決できる制度だと心底実感します。
その大切さを伝えるためにこのブログも投稿しているわけですから。
ただの情報提供だけではなく、このブログを見て頂いている方が「なるほど」「うちもやらなきゃな」と少しでも感じていただけるだけでも感謝です。
オンラインでもご相談を受けておりますので、お気軽にご相談ください(#^^#)