人は自分が見たいものしか見ようとしない
“libenter homines id quod volunt credunt”(ラテン語)
“Men willingly believe what they wish to believe“(英語)
日本語に訳すと、
「人は自分が見たいものしか見ようとしない」
となります。
これは、共和政ローマ末期の政治家、軍人であった
ガイウス・ユリウス・カエサル
が残した言葉です。
個人的に、数ある歴史の偉人の中でも、大好きな人物なので、
また、機会あれば、いろいろなエピソードを紹介させていただきたいです(・∀・)
冒頭のセリフも非常にハッとさせる言葉で、自分もいつも、心に留めております
「薬缶頭(ハゲ)の女たらしのお通りだ!」(*´ڡ`●)
さて、本題ですが、
「人は自分が見たいものしか見ようとしない」は、
心理学の世界での「認知バイアス」という用語でも言い換えることが出来ますが、
「結局のところ、様々な物事と接するときに、自分に都合の良いことしか受け入れない。」ということ。
殆どの方がこういった状態に陥っていると言われています。
こう言われると、ムキになって、
「自分は俯瞰的・客観的に見てますよ!!」
と言い返したくなりますが、
脳科学的にも、自分の見ている現実と客観的な現実は違うということは証明されているそうです(・。・)
採用活動でも、自分が見たいものしか見ようとしていない!?
採用・求人を考えるときにも、
「人は自分が見たいものしか見ようとしない」状態には留意しなくてはなりません。
例えば、
求人原稿を作成する際に、ヒアリングさせて頂くときに、
「自分の会社はココがPRポイント!!」など良いポイントはたくさん出てくることがありますが、
「会社が抱える課題・マイナスポイントや今働いているスタッフが不安・不満に思っていること」をお聞きすると、把握されていないことも少なくありません。
逆のこともあります。
会社の現状に対して、経営者の方が「うちなんて・・・」とおっしゃられて、
マイナスなこと、課題はたくさん出てくるのですが、
プラスなポイントや求職者に訴求できるポイントが出てこないこともあります。
しかし、お話をさせていただくと、求職者に訴求できるポイントが多く発見できることがあります。
自分の採用支援の経験でも、
「人は自分が見たいものしか見ようとしない」状態に陥っていることで、自分の会社に対して、一方的な側面で見つめている状態になっていることが少なくありません。
偏向フィルターを取っ払おう!!
こういった偏向フィルターで物事をとらわれないように、
まずは、
自分が「人は自分が見たいものしか見ようとしない」状態で、物事を見ているということを認識する
ようにしましょう!
その上で、
・プラスポイントとマイナスポイントを紙に書き出してみる。
・人の意見・考えを取り入れてみる。
ことで俯瞰的・客観的にポイントを整理できるのでオススメです。
フラットな目線で見ることができる第三者の方に、原稿作成を手伝ってもらうこともオススメですよ(^o^)
マイナスポイントもしっかり伝えよう!!
入社してすぐに退職されてししまっては、その方にとっても、会社にとっても、既存の従業員の方にとっても、大きな損失をもたらします。
そういった早期退職を防ぐ意味でも、
新しく入られた方が、入社されて2~3ヶ月ぐらいで、
気づくこと、わかるようなことは、
プラスのことはもちろんですが、マイナスなこともしっかり伝えるようにしましょう!
また、
「人は自分が見たいものしか見ようとしない」状態は、
人を募集する側だけでなく、お仕事を探している側にも起こりうることです。
募集する際に、面接や条件面談で対応される方は、
そのことを頭に入れて、臨むようにしていただき、会社として、伝えなくてならないことを伝えるようにしていただけば、
入社してからの「こんなはずでは⤵⤵」ではが少なくなり、早期退職という会社側、新入社員側双方の不幸を無くすことができます。
自分が見たいものしか見ようとしない状態にならないために!!
「自分が見たいものしか見ようとしない」状態にならないためにも、
定期的に外部から情報を仕入れることも肝要です!!
採用・求人関係では、
今月11月下旬に無料のオンラインセミナーを開催します!
- 開催日時・・・11月29日(火曜日) 14:00~15:30
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今回もご覧いただき、ありがとうございます!