キャリコンブログ ~上司と部下の関係性を良くする秘訣とは?~

上司と部下の関係性を良くする秘訣とは?

こんにちは!キャリアコンサルタント西山です。すっかり秋ですね。外を歩いているとキンモクセイの匂いが心地よくて、必要以上に深呼吸をしてしまいます。今回は、『上司と部下の関係性』について、考えてみたいと思います。もしもお悩みの方がいらっしゃれば、少しヒントになるかもしれません。

ポジティブフィーバックって?

上司が部下と良好な関係を築く上で効果が出やすいもの…それは、『ポジティブフィードバック』です。つまり、部下の言動を見て、評価できるポジティブな点を見つけ出し、前向きな言葉で部下に伝えることです。これにより、部下の自発的成長を促すことができます。

簡単じゃないか。そう思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、本当の意味で信頼に繋がるようなフィードバックをするには、そもそも、部下一人ひとりの仕事ぶりを日常的に観察し、良さを発見するということが習慣付いていなければいけません。お忙しい上司の方には大変かもしれませんが、『自分のことに関心を持ってくれている』と部下が感じてもらえなければ意味がありません。これが信頼関係の基盤にもなり、基盤がしっかりできていれば、短所の指摘もしやすくなります。逆に信頼関係なく、短所の指摘ばかりになってしまうと、部下のセルフイメージが下がってしまい、やる気低下にもつながります。

カーネギー流『人を動かす褒める技』

D・カーネギーの著書『人を動かす』は80年以上に渡る歴史的ベストセラーですが、そのカーネギーが同著の中でオススメしているのが『TAPE(テープ)』の視点で褒めることです(詳しくはコチラ:経営プロ)。

●Thing:「相手が持っているモノ」を褒める

→「髪切った?似合ってるね!」「その服素敵だね」

●Achievement :「相手が成し遂げたことや行動」を褒める

→「お客様から喜ばれたていたね」「分かりやすく資料まとめてくれてありがとう」仕事に置いて、とても有効です。

●Personality :「相手の人間性や特性」を褒める

→「いつも前向きだね」「責任感があるね」などです。「仕事の結果だけではなく、人としても認めてくれているんだ」とうれしくなります。

●Evidence:「証拠」

→褒めることには、エビデンスが必要なのです。単に「責任感あるよね」と言われても「ん?」となりませんか?「〇〇さんは~の難しい仕事も諦めずに最後までやり切ったよね。責任感あるよね。」と言われると、「そうだな、私がんばったな」と思えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?いつも忙しくて褒めていなかったな、そもそも部下の仕事ぶりを見ていなかったな、そう思われた方は是非視線を止めてみてください。1つポジティブフィードバックをすることで、部下との信頼関係が深まり、本来指摘したい!と思っていることも伝わりやすくなるかもしれません。人材育成に課題を感じられている事業主の方、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

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