先日の衆院選では、少子化対策・コロナ対策など課題が山積みする日本において、「どのようにこの変革期・異常事態を乗り越えるか?」が論点であり、各党が様々な政策案を示していました。
会社組織においても、この変革期・異常事態を乗り切るためには、どのような政策を行っていけばよいでしょうか?
今回はその視点のお話させていただきます!!
私自身は、採用支援の業務を行っていることもあり、
この変革期を乗り越えるためには、
「今こそ、会社の未来を担う人財を採用しましょう!!」
とお伝えさせていただいております。
また、それと同時に、
「組織の変革期において、未来人財採用などの行動を起こす場合は、
平時よりも増して、リーダーの役割が重要となります!!」
というお伝えもさせていただいております。
有事の際に求められる理想のリーダー像とは!?
今回は、
第二次世界大戦を乗り切り、「ヒトラーから世界を救った男」と呼ばれた
イギリスの首相 ウィンストン・チャーチル
から、
変革期・異常事態を乗り切るために必要不可欠なリーダーシップについて、学んでいき、採用戦略などに活かしていきましょう!!
※数々の名言や著作を残しており、チャーチルの自伝は山あり谷ありで白眉ですよ!!
平時は「災難」。有事は「英雄」。
さて、
チャーチルは、軍人としても、政治家としても失敗・失政続きで「イギリスの災難」と呼ばれていました。
しかし、ドイツ・イタリアによる西ヨーロッパへの侵攻が本格し、イギリスが危機に瀕したときに、担ぎ出されるカタチで首相に就任しました。
首相となったチャーチルは
トレードオフの関係である「現在の犠牲」と「将来へ禍根を残すこと」のバランスを現実的・実利的に見極めた上で、宥和政策ではなく、徹底抗戦を主張しました。
チャーチルが発揮したリーダーの行動として、
「自分たちのあるべき姿」「自分たちのありたい姿」をグランド・デザインとして、はっきりと描くこと
でした。
目先・将来の損得や可能性を綿密に分析して、
「当たり障りないこと」「課題の先送り」「大衆受けがいいこと」などでお茶を濁すことなく、
痛みを伴うもでありながらも現実的で「自分たちのあるべき姿」「自分たちのありたい姿」に近づく、施策・案を考えていきました。
伝える力も超一流
また、チャーチルはグランド・デザインを描くだけでなく、それを民衆に、「伝える」ことに心血を注ぎました。
文筆家としても著名なチャーチルから、紡ぎ出される言葉は、
わかりやすく、
ユーモアもあり、
そして、なにより、
聴衆の心を動かすものでした。
熱がこもり、技術的にもポイントを抑えた数々の演説によって、国民を一致団結させたチャーチル率いるイギリスは、ナチスドイツの猛攻を耐えしのぎ、第二次世界大戦を戦勝国という立場で迎えることが出来たのです。
人の心を動かすのは、熱意と技術によって、
「共感(感情が動く)→納得(損得を考える)→理解(理屈がわかる)」というステップを辿ると示されています。
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チャーチルは人を動かすことが抜群に上手かったのは、上記のステップを確実に抑えていました。
組織の未来に向けて!!
採用戦略だけでなく、組織の未来を考える上でも、
現在の変革期・異常事態においては、リーダーが陣頭指揮をとって、
「自分たちのあるべき姿」「自分たちのありたい姿」を描き、戦略を立ていくこと、
そして、それを熱意と技術で周囲に伝えていくことが重要です!!
当所は、
労務・人事領域において、採用支援だけでなく、様々なサービスで未来志向の会社を応援できます!!
ご覧になられたことがない方は、一度、リニューアルしたホームページをご覧くださいませ!!
最後に、有名なチャーチルの名言紹介
Never, never, never, never give up.
決して屈するな。決して、決して、決して!
シンプルながら、強いメッセージ(・∀・)
だからこそ、大衆を奮い立たせ、後世にも残るのでしょうね
Kites rise highest against the wind – not with it.
凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。
風に流されている時ではない。