元CE(カスタマーエンジニア)が社労士業務を行う中で感じたことを徒然なるままに書き綴ります・・・
何がイライラするかって、転記作業!!!
転記作業で手入力は間違いのもと・・・
先日の投稿でも書きましたが、デジタル化が進まない・・・
会社の方向性として、業務効率化のためにIT化を進めたい!!!
ツールを使いこなせないことが原因で、手作業が多く時間がかかっていてはイニシャルコストとランニングコストがもったいないですよね。
弊社の業務で例えると、給与計算業務・・・
ジョブカンシリーズを導入していただいているお客様の給与計算は、クラウドタイプで連携が簡単なので寝ている間に勤怠データが給与ソフトに取り込まれます。
勤怠が、ア〇ノでサッと勤怠の場合、弊社の給与計算ソフトである、弥〇給与にあわせたデータ取り込みの形式にしないといけません。
データ取り込みは、基本的に「CSV」での取り込みです。
ア〇ノでサッと勤怠のデータを弥〇給与に合わせたCSVで吐き出す必要がありますね。吐き出しの設定が出来ないと、タイムカードを見ながらて給与ソフト側に手入力する作業が発生します。
勤怠データのフォーマットを合わせれば簡単じゃーんとささっと吐き出し形式のフォーマットを作成できる人と、できない人では給与計算業務に係る時間は大幅に変わりますよね。
手入力すると、入力間違いが発生するリスクもあります。
IT化(デジタル化)に着手しているけれど業務時間の短縮と業務量の削減につながらないときに確認していただきたいことがあります!
- 手入力しているなど現場がツールを使いこなせていない・・・
- 複数のツールがあり、どこに合わせて仕事を行えばいいのかわからない・・・
- アナログな人が多い・・・
どうでしょうか。
思い当たる項目があるのではないでしょうか。
ツールに関しては、一つのメーカーに統一できるならしたいところですね。
3つ目のお悩みに関しては別の課題ですね。では、どうすればいいでしょうか。
答えは簡単、ITに強い人の確保、です!!!
デジタルに明るい人材を獲得できれば、IT化は進みます。
ですが、地方の中小企業ではITに強い人が不足していることが現状です。
デジタルスキルがある人材はシステム系の会社に勤めることが多いですし、ある程度のスキルが付いたら独立開業する人も少なくありません。
総務業務でデジタルに強い人を育てることが大切です。
では、総務業務に必要なITに強い人とはどういう人なのでしょうか。
- 会社全体の業務を把握できて、デジタル化を描けることができる。
- 総務業務を理解していてツールの選定ができること。
- デジタルツールを使って、計画を実行に移せること。
これらの条件をクリアできる人材を育てることが出来れば、デジタル化を推進していけるはずです。
今いる人材では難しい場合は、ITに強い人候補を採用する必要がありますね。
シナジー経営では、中小企業のお客様に向けた取り組みとして、採用支援も行っております。
業務の見直しと同時に、ITツールの見直しと社内体制の見直しも行ってみてはどうでしょうか。
おのずと、会社全体の改善点も見えてくるのではないでしょうか。
ITツールの導入に使える助成金のご紹介も可能です。労務関係のツールでしたらご提案から設定、運用サポートも可能です。
お気軽にお問い合わせください。
最後に用語解説
- CSV・・・しーえすぶい、そのまま読みます。Comma Separated Value(カンマ・セパレート・バリュー) の略です。カンマで区切られた値のことです。メモ帳などでファイルを開くとカンマで区切れられた表記になっています。エクセルよりも互換性の高いファイル形式です。相手がエクセルを持っているかわからないときのデータのやり取りや、エクセルと互換性のないソフトへデータの読み込みに使います。
- フォーマット・・・ハードディスクやフロッピーディスク(!!!)などの記録媒体の初期化という意味もありますが、ここでは、「書式、仕様」のことです。勤怠データのフォーマット。給与データのフォーマット。