元CE(カスタマーエンジニア)が社労士業務を行う中で感じたことを徒然なるままに書き綴ります・・・
何がイライラするかって、「資料」が多いこと!!!
例えば、育休給付金の申請には、勤怠、賃金台帳、出産日が確認できる書類、雇用契約書等が必要になります。
社労士事務所ですので、複数の企業さまの申請を代行させていただくなかで、書類の形式がいろいろあることは作業を煩雑化させています。
基本的に、メール、チャットワークでデータをいただきます。
お客様によってファイル名の命名規則が違うのは当然なのでそこは仕方がないのですが、社内でのルール化が出来ていないと混乱のもと。
統一する必要があります。
- 賃金台帳 ⇒ 給与明細 給与 給与一覧・・・
- タイムカード ⇒ 勤怠表 勤務表 出勤簿・・・
さらに、整理が出来ていないとどれが必要なファイルなのか、いつのデータなのか判別不能になります!!!
ms-dosでコマンドプロンプトの時代からPCを触っていた私からみると、コンピューターの仕組みを無視してファイル名、フォルダ名をつけるなんで言語道断。
区切るために、ピリオド、中点、全角スペースを使うと『ファイルが破損しているため開くことができません」とエラーメッセージが出る等開けない原因になります。
じゃあ、どうすればいいでしょうか。
答えは簡単、ルールを決めて実行するだけ、です!!!
たとえば、
- フォルダの階層は「5」まで
- 優先順位をつけてフォルダ名の頭に、数字をつける
- 作成日をファイル名の前につける
- 名前の付け方を統一する
- 区切るときは、アンダーバー
EX⇒⇒⇒⇒20210615_賃金台帳_20210531支給
こんな感じですね。
バージョン管理が大切な就業規則は特に、これが出来ないと大混乱です。
★最新版★就業規則_確定_加筆修正
★旧★就業規則_確定_加筆修正
最新って、いつ作った規則やねん!!!、と突っ込みどころ満載ですよね。
確認する時間がもったいないです。
探し物をする時間は、年間150時間ともいわれています。
この数字はあくまでも「平均」です。
多い人は220時間くらいあるのではないでしょうか。
「紙」での書類整理も大切ですが、電子データの整理も大切です。
使っている労務関係のソフトを同じメーカーで統一することも業務効率化のひとつですね。UIが同じなので使い勝手が良いですし、エクスポートしたファイル名の規則が同じなので保存の際にファイル名を付け直す必要がなくなります。
多様な働き方の導入によって、打刻方法の見直しや勤怠集計の見直しを検討されているのであれば、ファイル管理についても同時に見直してみてはどうでしょうか。
弊社はジョブカン認定アドバイザーですが、、他にもご紹介できるソフトもございます。
お気軽にお問い合わせください。
最後に用語解説
- ms-dos・・・えむえすどす、そのまま読みます。マイクロソフトが開発してパーソナルコンピューター向けのオペレーティングシステムです。このあとWindowsが開発されて爆発的ヒット
- UI・・・ユーザーインターフェース のことです。ソフトやアプリケーションを使用する人と製品・サービスの接点(インターフェース)のことを言います。