元CE(カスタマーエンジニア)が社労士業務を行う中で感じたことを徒然なるままに書き綴ります・・・
何がイライラするかって、仕事が減らない!!!
働き方改革で時間外労働削減ってそもそもどこから取り組めばいいの・・・
『前回までの記事はこちらからどうぞ』デジタル化が進まない理由・・・
働き方改革の取組の一環として、業務効率化のためにIT化を進めたい!!!
残業削減のために業務効率化をすることで、仕事量の削減につながり、仕事のスピードアップも実現できるはずですね。
業務効率化やるぞーーー!って号令をかけたところでどこから取り掛かればいいのかわからない・・・
それはなぜかというと、業務の見える化が出来ていないから。
業務効率化は、繰り返し作業や毎月決まった作業から見直していくと効率がいいです。
そのためにも、まず業務内容を正確に把握することが重要です。ですが、デスクワークは人事評価制度でも評価がつけにくい業務です。「誰が、どんな仕事を、どのように行っているのか」把握することが難しいのです。
ログの取得が有効なんです!!!
では、デスクワークを可視化するにはどうすればいいのかというと以下に具体例をあげます。
- スタッフアンケートの実施
- 各自の作業内容を調査し、業務量と質の確認する
- 工数管理表をつける
- グループウェアやエクセルなどで業務にかかった時間を確認
- パソコンの操作ログの取得
- パソコンを使う作業のログを取得します。
どうでしょうか。
ヒアリングやアンケートはすでに実施している企業も多いとは思いますが、「見える化」につながっていないケースが多いです。自分の仕事を客観的に把握できるのが難しいことと、「わたし、がんばってるのよ」と担当業務が多いようにみせかけてしまう社員がいるかもしれません。これでは、データそのものに信頼性がない状態になりますよね。信頼性がないデータでは数値化しても正しい分析はできません。
工数管理表をつける、というのはお客様先に出向くエンジニアなら訪問先ごとに作業レポートを切るので馴染みがあるかもしれません。(私がエンジニアしていたころは手書きで複写式のレポートでした・・・。今はタブレット端末ですよね)デスクワークの場合、電話対応やスタッフ同士の話で作業中断になったりするために本当の作業時間を把握することは難しいです。
そこで、注目されているのが「ログの取得」です。
ログの取得?!
操作ログの取得、分析により今までわからなかった「仕事」が見えるようになります。
仕事のススメ方(ワークフロー)そのものの問題点が浮かび上がるケースもあります。
経理担当者が、同じファイルを何回も開いて繰り返し作業をしている場合、現場の社員から確認依頼が多いのかもしれません。それが、経理担当者でないとできない作業なのか現場の社員が出来る作業なのか、無駄なやり取りなのか作業を見える化してから該当者にヒアリングすることで「仕事」がどういうふうに回っているのか明確にできます。
ほかにも印刷がやたら多いなとか気が付くことがあります。その場合、ペーパーレス化を進めることで業務改善につながります。
なんとなく、行っていた仕事がはっきり見えることで改善すべき点が見えてきます。
パソコン操作ログの取得ツールは、専用ソフトウェアをPCにインストールするだけで簡単に導入できます。弊社でもご紹介できます。お気軽にお問い合わせください。
※勤怠管理システム「KING OF TIME」 との勤怠データ連携も可能です。
業務の見直しと同時に、ITツールの見直しと社内体制の見直しも行ってみてはどうでしょうか。
おのずと、会社全体の改善点も見えてくるのではないでしょうか。
ITツールの導入に使える助成金のご紹介も可能です。労務関係のツールでしたらご提案から設定、運用サポートも可能です。
お気軽にお問い合わせください。
最後に用語解説
- ログ・・・出来事に関する情報を時系列に記録し蓄積したものを指します。チャットや掲示板の会話の記録という意味もありますが、ここでは、ソフトウェアやシステムを起動したとことから操作、設定変更、エラー発生などを記録する情報のこと。
- グループウェア・・・サイボウズやoffice365に代表される、組織での情報共有ツールです。メール、掲示板、スケジュール管理機能や、簡易ワークフローなどが主な機能です。弊社ではサイボウズを導入しており、スケジュール管理と進捗管理等に活用しております。