総務業務のデジタル化9

元CE(カスタマーエンジニア)が社労士業務を行う中で感じたことを徒然なるままに書き綴ります・・・

在宅勤務(テレワーク)のためのセキュリティ???

パソコンとタブレット、ワークステーション、サーバー、NAS、VPNって・・・

『前回までの記事はこちらからどうぞ』デジタル化が進まない理由・・・

働き方改革の取組の一環として、業務効率化のためにIT化を進めたい!!!

在宅勤務を推進したいけれど、どうやって業務を行ってもらえばいいの???
パソコン、タブレットどちらを買えばいいのか。会社にあるデータにアクセスしてもらうためにはどうすればいいのか。疑問だらけの方にぜひとも見ていただきたいです・・・

在宅勤務を導入する前に、業務の棚卸と社内にある機器の把握が必要です!!!

業務内容を正確に把握することが重要です。ついでにスキルマップを作成し人事評価に結び付けるのもいいですね。「誰が、どんな仕事を、どのように行っているのか」把握することで業務分担ができます。

次に、社内にある機器の把握!!!

パソコンを持って帰ってもらって業務を行うにしろ、従業員の個人のPCを使ってもらうにしろ、業務環境を把握していないとセキュリティ対策など立てようがありませんよね。セキュリティを重視するなら会社からPC配布になりますが・・・。会社の中にあるNASやサーバーのデータにアクセスしないと仕事ができない場合はどうしましょうか。
VPNを貼って社内にいるかのようにアクセスするのか、セキュリティ機器でのリモートアクセスにするか、はたまたクラウド上にデータを置いて使うのか。どの方法でも一長一短あります。馴染みの業者さんがとっても詳しくて安心して全てお任せできるのであれば、「こういう使い方をしたいのでネットワーク構築してください」とお願いするのが一番です。

前述したとおり、構築する前には業務の棚卸が必要になります。そのためにもログの取得が必要なんです!!!

では、業務の棚卸にはどうすればいいのかというと以下に具体例をあげます。

  • 各自の作業内容を調査し、業務量と質の確認する
  • グループウェアやエクセルなどで業務にかかった時間を確認
  • パソコンの操作ログの取得
  • NASのアクセスログの取得

どうでしょうか。

仕事を客観的に把握することが大切ですので、作業を行う本人だけでなく周りからも意見の徴収やデータ収集が必要です。

そこで、役に立つのが「ログの取得」です。

ログの取得?!

操作ログの取得、分析により見えなかった「仕事」が見えるようになります。(名もなき家事、と同じですね。)

仕事のススメ方(ワークフロー)そのものの問題点が浮かび上がるケースもあります。

なんとなく、行っていた仕事がはっきり見えることで改善すべき点が見えてきます。

パソコン操作ログの取得ツールは、専用ソフトウェアをPCにインストールするだけで簡単に導入できます。弊社でもご紹介できます。お気軽にお問い合わせください。

※勤怠管理システム「KING OF TIME」 との勤怠データ連携も可能です。

業務の見直しと同時に、ITツールの見直しと社内体制の見直しも行ってみてはどうでしょうか。

おのずと、会社全体の改善点も見えてくるのではないでしょうか。

ITツールの導入に使える助成金のご紹介も可能です。労務関係のツールでしたらご提案から設定、運用サポートも可能です。

お気軽にお問い合わせください。

最後に用語解説

  • VPN・・・Virtual Private Network(ばーちゃるぷらいべーとねっとわーく)のことです。仮想の専用回線のことで、離れた場所のLAN間を専用線で接続します。対応するルーターの設置が必要です。OSI基本参照モデルの覚え方で、デブなブリが寝るオゲレツを国家試験を受験する前に呪文のようにつぶやいていたころが懐かしい・・・ルーターは、第3層のネットワーク層です(*´艸`*)
  • ルーター・・・簡単に言うと社内から社外のインターネットに接続するための機器です。家庭用と企業用があり、ネットワークが停まって業務が停まることを防ぐためにも企業用の導入がおススメです。