キャリコンブログ新シリーズ~働きやすい職場環境づくりvol.2~

「人間関係」ってどうしたらよくなるの??

こんにちは!お盆休み中美味しいかき氷が食べられるお店を見つけ、リピーター決定になったキャリアコンサルタント西山です。前回から新シリーズということで、10回にわたり「働きやすい職場環境」というテーマでお届けしております。前回のブログでは「雇用管理」「人事評価」「人材育成」「人間関係管理」、この4つを適切に整備することが、従業員の労働意欲・定着率・パフォーマンスの向上につながるということをお伝えしました。(前回のブログ)2回目の今回は「人間関係」について考えたいと思います。

 

人間関係が良くない→離職につながりやすい

というのは、皆さんのご存知の通りです。
厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況」によると、「初めて勤務した会社をやめた理由」のアンケート結果「人間関係がよくなかった」26.9%となっています。ちなみにここでいう若年者とは満 15~34 歳を指します。職場は1日の大半を過ごす場所です。人間関係の良くない環境であれば、是非とも改善したいものですよね。

  • 好きな人だけで仕事ができない
  • 様々な考え方を持った人が集まる
  • 権力争いがある
  • 利害関係が発生

など、職場には様々な要素があり、時間の経過とともに人間関係も変化していくのかもしれませんね。

 

リフレーミングで実はマイナスはプラスだと気づく

聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれませんが、リフレーミングとは『ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組み、新たな視点で物事を捉える』ことです。人間関係が急に100%改善されるというのは難しいかもしれませんが、見方を変えるということはすぐ実行できる特効薬です。

 

 

このコップにはどれだけ水が入っているように見えますか?飲食店に行き、この量の水が出てきた時、人によっては「半分しか入っていない」と思うかもしれませんね。私には2歳の子供がいますが、同じ飲食店でこの水の入ったコップが子供の前に出てきたら私は「半分も入っている」と感じると思います。たくさん入った水を以前こぼしてしまい、水浸しになってしまったことがあるからです。

このように人は、常に「自分のフィルター」を通して物事を見ているのです。

 

リフレーミングの考えを適用すると、

  • 口下手 → 聞き上手
  • 飽きっぽい → 好奇心旺盛
  • 意志が弱い → 柔軟性がある
  • 計画性がない → 臨機応変
  • 暗い → 落ち着いている
  • こだわる → 信念が強い
  • 太り気味 → 貫禄がある

こんな風に言い換えることができると、記事で読みました。(出典:NPO法人しごとのみらい)一般的にはマイナスだと捉えられることも、見る角度を変えることでプラスに変わるということです。

以下はこの記事から、見方を変える2つの方法の抜粋です。

 

1. 他に役立つ情報を考える(状況リフレーミング)

1つ目の方法は、「他に役立つ状況を考える」という方法です。これを、「状況リフレーミング」と言います。

たとえば、元気のいい後輩が、大切なプレゼンでやや調子づいて話してしまい、結果的にプレゼンが失敗して落ち込んでいるシーンを想定してみましょう。

「元気よく調子づいて話す」というシーンが、他に役立つ状況を考えてみます。たとえば……

  • お客さんを接待するときなら、すごく盛り上がると思うな
  • 一緒にお酒を飲みに行ったら楽しそうだね

 

2. 状況に肯定的な意味をつける(内容リフレーミング)

2つ目の方法は、その状況に「他にどんなプラスの意味や価値があるかを考える」という方法です。これを、「内容リフレーミング」と言います。

例えば、先ほどの元気のいい後輩の話なら……

  • それだけ、お客さまに一生懸命伝えようという気持ちだったって証拠だよ
  • お客さまに熱意は伝わったと思うよ
  • そのくやしい経験が、次のプレゼンを成功に導いてくれるんだと思うな

 

いかがでしょうか。同じ出来事が起こったとしても、このようなプラスの言葉が飛び交う社内であれば、モチベーションアップにつながるかもしれません。このような状況下で例えば「人事評価制度」を導入/見直すことで、更なるモチベーション・パフォーマンス向上が見込めます。人事評価制度は従業員を会社の大事な財産として活用するための仕組みです。ソフト面・ハード面、両方を整えることが効果的ということですね。

弊所では、人事評価制度をはじめ、モチベーション高く仕事に取り組める仕組みづくりを一緒に考えさせていただきます。お気軽にご相談ください。

 

【キャリコン西山のコラム】

リフレーミングで見方が変わると、なぜ良いか。今まで周りにかけていたマイナスな言葉がプラスに変わることで、受け手の自己肯定感が上がるからではないかと私は思います。

 

自分を認めてあげることは大切なことです。「ま、いっか」何事も完璧でなくても良い。こんな気持ちも時には大事にできればと思います。

 

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