業務のデジタル化~飲食業Ver~

元CE(カスタマーエンジニア)が社労士業務を行う中で感じたことを徒然なるままに書き綴ります・・・

働き方改革を推進するための、課題解決方法や事例を紹介できればと思っています!
今回は、飲食店(飲食業)について、です。

『前回までの記事はこちらからどうぞ』デジタル化が進まない理由・・・

飲食店はお店の前を通ると「アルバイト募集!」など張り紙が出ていることが多くないですか???

忙しいお店は、人が足りないのかなーっと勝手に想像したりするのですが、実際の求人率からも「人手不足」「労働力不足」が伺えます。


経済産業省 経済解析室 2017年11月発表資料より

人が足りなくて、バタバタしているお店の印象って、

  • 待たされる時間が多くて接客がイマイチ・・・
  • 人によって接客レベルが違う・・・
  • ホールスタッフさんが不機嫌そう・・・
  • こんな感じではないでしょうか。

    人が足りないから、忙しい

  • 忙しいから、人が定着しない
  • 定着しないから、ベテランスタッフの負荷が大きい
  • サービスの質が低下する
  • 顧客満足度が下がる
  • 顧客満足度が下がると、売上が下がる
  • 泥沼にはまる感じですよね。

    飲食店こそ、ITツールや機器の導入で業務改善による効果が高いと思います!!!

    ここ最近よく見かける券売機がいい例ですよね。
    券売機があれば、

  • 注文を取りに行かなくてもいい。
  • 会計のためにレジに行かなくてもいい。
  • レジの打ち間違いはなくなる。
  • 入出金の間違いがなくなる。
  • 今思いつくだけでも4つ改善されますね(*´艸`*)

    人材不足の解消のために

    ITツールや機器の導入が人手不足解消に役立ちますが、その前に業務の棚卸が必要です。
    仕事を洗い出し、無駄な作業はないのか、同時並行でできる作業はないか、動線は効率的なのか、など業務の無駄をなくしましょう。

    そのうえで、業務マニュアルを作成すれば、スタッフによるサービスの差がなくなり平準化が図れます。

    負担軽減のために

    店内ののレイアウトの見直しや券売機に代表される、作業補助の機器などが有効です。

    デジタルツールの活用

    お店の予約を紙の台帳で行っている場合、電話口でお客様をお待たせする時間が多くなりますし、「この時間大丈夫ですかー」など確認する時間が発生します。
    電話が鳴ったら、電話まで行く、台帳をめくる、確認する、記載する
    これって、意外と時間と手間がかかりますし、何なら名前を聞き間違ってしまって来店時に謝罪するなんてことも起きかねません。
    わたし、実際間違えられたことあります・・・
    最近は、飲食店向けの予約ツールなど様々な会社から販売されています。
    お店側も手間が省けますし、お客様側でも営業時間外に予約が取れるということで、メリットが大きいツールだと思います。

    ツールによっては、IT導入補助金や働き方改革推進支援助成金、業務改善助成金が使えます。
    IT導入補助金は、ベンダーさんが主体となって申請するものですので、導入を検討しているツールが補助金対象となっているか事前に確認しましょう(*´艸`*)

    一気にデジタル化へのシフトは現場が混乱する原因となりますので、段階的にデジタル化していくと、スムーズに移行できます。

    福井県の業務改善助成金の活用事例が記載されているリーフレットにリンク張っておきます!

    マニュアル作成と人財育成

    IT化とマニュアル作成するにあたり、業務の棚卸を行うことになります。

    業務改善とともに、スキルマップ作成を行うことで給与の支給基準を作成しましょう。

    「ここまで出来たら、このお給料だ」
    ということがわかれば、モチベーションが上がり定着率向上につながります。

    <<スキルマップ作成についてはこちらのページを参考にしてください。>>

    次回は、農業について取り上げます!!!

    ITツールの導入に使える助成金のご紹介も可能です。労務関係のツールでしたらご提案から設定、運用サポートも可能です。

    お気軽にお問い合わせください。