今回、家康から学んでいきたい採用力アップの秘訣は!?
定着力・育成力アップ&バランス
について、
です!!
どんなに良い人財を採用、出来たとしても、その方が定着・育成できなくては意味がありません。
そう言った意味において、
【採用】と【定着・育成】を組織発展のための両輪として捉え、一方に偏ることなく、力をつけていくことは組織の発展において、必要不可欠です。
【採用】と【定着・育成】の両輪をバランス良く、大きくしていくことにおいて、家康は格好の教科書と言えます。
〈江戸幕府〉の安定した土台は、【採用】と【定着・育成】の両輪となった!?
家康の下では実に多くの優秀な人材が長きにわたって活躍をしており、家康は非常に人材定着術・育成術に長けた人物であったことが伺えます。
一方、組織で拡大にするにつれて、人財不足に陥り、多くの人財が必要となった時には、かつての敵であった武将たちを積極的に登用し、組織のバランスに配慮した上で、組織を活性化させるなど採用力にも優れておりました。
【採用】と【定着・育成】の両輪がバランスよく、大きくしていったことが、
300年以上の安寧をもたらした組織 = 江戸幕府 の土台となったことは間違いありません。
“家”に、代々仕える譜代の家臣がいなかったため、若い人材の発掘・育成に力を入れざる得なかった秀吉とは違い、
三河の大名家の生まれの家康は、血気盛んで、忠誠心が高いことで名高い三河武士譜代の家臣がおり、採用面では恵まれていました。
そのため、家康は黎明期のおいて、部下のマネジメントに力を入れておりました。
「部下の話を最後まで黙って聞く!」
「部下にも感謝の気持ちを忘れずに!」
「場合によっては、自分の弱みを見せる!」
「成長著しい部下には、敢えて、厳しくする!」など、
現代のおいても、【マネジメントの基本】として、言われているようなことを実践して、組織の総合力をアップさせてきました。
時代を経て、家康の組織が拡大するにつれて、譜代の家臣以外からも積極的に人材登用を行っていく必要性に迫られると、かつて、敵対し滅ぼした武田家・北条家などの元・武将を登用し、配下に加えていきました。
現代で言うと、即戦力の中途社員を徳川商事に入社させて言った感じですかね(*'▽')
即戦力の中途社員が入社されるということは、
思想や考え方、仕事への取り組み方、手段が違う新しい人材が入ってくるということは組織が活性化する一方で、これまで一枚岩だった組織がバラバラになってしまうリスクをはらみます。
そのリスク回避のために、家康は、
「これまで以上に、昔ながらの部下を大切にする」
「新参者の外様ベテラン武将を若手の譜代武将の教育係に任命する」
「あえて、ライバル関係になるようなポジションに、譜代の家臣と外様の武将を配置し、競争関係に置く。」
など、飴と鞭を使い分けながら、組織のシステム構築に腐心し、強固で安定した組織にしていきました。
組織発展のためには、【採用】と【定着・育成】の両輪を大きくしていき、滞りなく、回すことが不可欠です。
家康は、そのバランス感覚で優れておりました。
中途採用される武将(中途社員)や譜代の家臣(既存社員)に対して、バランスを見極めながら、細やかなフォローやマネジメント、仕組みづくりを行い、
江戸幕府のような、強固で安定した息の長い組織を作り上げました。
強固で安定した息の長い組織を作りたいと考えている経営者のみなさん、家康のマネジメント術を参考にした取り組みを行ってみてはいかがでしょうか。
PS
最近、知り合いの方からおススメされた本で、「家康」関連でしたので、ご紹介させていただきます。
ビジネス小説
もしも徳川家康が総理大臣になったら
あらすじは、
2020年。新型コロナの初期対応を誤った日本の首相官邸でクラスターが発生。混乱の極みに陥った日本で、政府はAIで偉人を復活させて最強内閣を作る計画を実行する。徳川家康が総理大臣、坂本龍馬が官房長官になるなど、時代を超えたオールスターで結成された内閣は日本を救えるのか!?
だそうです。
読書の秋、読んでみます!!